労働効率や操業度から節約を考える

トップイメージ

運送業者が儲けるために使い倒すモノといえば、トラックです。いかに1台のトラックで利益を稼ぐか――。そのために徹底的にトラックの使い倒し方を考える必要があります。会社のもうひとつの資源は、人間ですね。こういった方面に関するコストはどのように考えていけばよいのかを考えてみましょう。

トラックを徹底的に使う方法

ひとつめは配送方法。1日5回配送しようが、片道半日かかろうが、トラック1台の原価に変わりはありません。配送回数、配送荷物を増やせば増やすほど利益は上がります。ルートや稼働率を計算することによって、固定費であるトラックを使い倒すことができます。 ふたつ目が、使用可能年数です。トラックの耐用年数、減価償却ともには4〜5年ですが、使用可能年数は10年近くあります。トラックを5年間で廃車にするのか、10年間、目一杯使う状態で維持するか――。5年で廃車にしたら、10年使った場合と比べて、倍のコストがかかります。

メンテナンスとコストの関係

トラックは故障することがあります。途中でトラックが故障して、時間内に荷物を届けることができなかったら、信用を失います。最悪なのは事故を起こすこと。10年間使うためには、きちんとメンテナンスをしなければなりません。 常時最良の状態に保つため、法定点検に加え、スケジュール点検を実施する方法もありますが、トラックを長持ちさせる簡単な方法は、トラックの負荷の軽減させること。最大積載量に積んだり、過積載をしたりすると、エンジンに負荷がかかり、トラックが傷みやすくなります。 たとえば、2tトラックに2.5tの荷を積むと過積載なので負担がかかり、長持ちさせることができません。4tトラックに2.5tなら、過積載ではないから、10年は使える可能性が大きくなります。 2tと4tでは積載量は2倍ですが、トラックの価格差は1.3倍程度しかありません。2tも4tもトラックは同じ固定費です。使い倒すためには、どちらを選んだほうがいいのでしょうか。答えは簡単なのに、どうしても目先の支出にとらわれてしまいがちです。 重要なのは、いかに使い倒すことです。何回使うのか、どうやって維持するのかを追求しなければなりません。

トップイメージ

効率的な使い倒しの条件

会社の業務能力、将来の営業展開を計算して、設備投資することが、効率的な使い倒しの条件となります。そして、そのためには、長期展望で固定費を計算し、つねに効率的な稼動や最良の状態に保つための維持を考えていかなければいけないのです。

トップイメージ

会社の宝は、仕事をする従業員

いまの時代、ヒトは正社員だけではありません。多くの会社では、正社員だけではなく、契約社員や派遣スタッフ、パート、アルバイトも使っています。 人件費がすべて固定費だと考えると簡単です。ヒトもモノと同じく使い倒すことです。勤務時間内に給与の2倍、3倍の仕事をする従業員がいればいるほど、高稼働になります。 給与は、基本的に時間いくら払うかという時給計算をしていますから、固定費です。要するに、社員やパートなどは契約形態が違うだけで、すべての給与は固定費になるということです。 忙しいときだけ使う短期のアルバイトであれば、アルバイトの給与は変動費になりますが、繁盛期は社員やパートでは人手が足りず、いつもアルバイトが必要になっているとすれば、どうでしょうか。負担しなければいけない企業のコストとして考えなければいけません。当然、固定費になります。季節労働者の人件費も固定費です。

残業と成果主義を比較

成果主義の賃金体系になっていなければ、同期入社で5年選手の3人がいたとすると、Aさんの2倍働くBさん、Aさんの3倍働くCさんも、Aさんと給与は同じです。 9時〜17時の勤務時間中にきちんと仕事して、5時になるとすぐ帰宅するBさんも悪くありませんが、残業や早朝出勤もいとわないで、質の高い仕事をするCさんは会社の宝です。絶対利益を出すためには、Cさんのような従業員が必要だからです。逆にダラダラと仕事をしていて、残業してもBさんやCさんに追いつかないAさんのような従業員が多ければ多いほど、会社の首を絞め、赤字がどんどん増えていきます。

【株式会社光照】

Copyright (C) 2004 株式会社光照. All Rights Reserved.